日向特産(スワブテ貝)本蛤碁石

碁石と言えば純白の蛤碁石に那智黒付が定番です。

そして、蛤碁石の原貝はメキシコ産が一般的です。もともとは碁石の原貝と言えば日向産の蛤・スワブテ貝でしたが、戦後の急激な碁石の需要により、たちまち日向産の碁石の原材料は枯渇してしまいました。

その結果、急激な価格の高騰となり、一般には手の届かないものになってしまいました。そして、今では「幻の蛤碁石」とまで言われるようになったのです。

「幻の蛤碁石」日向特産(スワブテ貝)を一堂に集めたオンラインWEB特別企画。

「幻」をここに現実のものとして一堂にラインアップしました。

日向特産スワブテ貝が枯渇したと言って全くなくなったわけではありません。十数年前までは、サンドポンプと言って、船で沖に出て海水と一緒にポンプで砂を汲み上げ、その砂の中に僅かな貝殻が入っているのです。

いまでは、そのサンドポンプをもってしても採取できなくなり、今は、自然に小倉ガ浜に打ち上げられる本当に数少ない貝殻を集めているのです。このようにまさに、ダイヤモンドの原石を採取するがごとき希少なものを積み上げ、その一組の碁石に作り上げていくのです。

特に厚手の碁石の原材料となる大きな原貝は少なく、一組作るのに数年、あるいは十数年はかかると言われています。その貝殻をコツコツと採取して一組の碁石を作るという途方もない人力と日数を費やして出来上がる本当に貴重な碁石なのです。

碁石の宝石と称されている日向特産(スワブテ貝)蛤碁石、これだけの品ぞろえはどこにもないのではと自負しています。