将棋の歴史・駒箱・駒台について
将棋の歴史
将棋に類するものの起源はインドと言われ、それが中国に伝わり、さらに遣唐使のころ日本に伝わったと言われています。
現在の駒数40枚の将棋は、平安時代の普通の将棋をもととし、それに中将棋に初めてあらわれた飛車と角行を加えたものです。
江戸時代に入って、将棋は時の権力者と結びつき威をふるったが、将棋はようやく一般大衆に溶け込み、芭蕉の俳句にも見られるように花見の席にまで、将棋がささやかれるようになりました。
昭和に入ってからの隆盛は、新聞や雑誌に専門騎士の対局譜が広く大衆の目にふれるようになり、定跡の普及もはなはだしく、愛好者を一層楽しませるようになりました。
現代では、特に学校でも推薦され、判断力を養う頭脳ゲームとして高く評価されています。
駒箱・主な種類について
一般的なものは桐製ですが、黒檀・紫檀・黒柿・本桑・欅・榧などがあります。
布袋に駒を入れて、駒箱に収納する。駒に傷をつけないための方法です。
駒台・主な種類について
駒台には概ね3種類があります。
また、駒台は将棋盤の厚さ(高さ)によって各寸毎に用意されています。
- ヤグラ(4本足) 6寸・7寸・8寸用 本榧・本桑・ヒバなど高級材中心
- 1本足 3寸~6寸用 本榧・本桑・新榧・桂など多種に亘る
- 板状(卓上用) 1寸~2寸用 新榧・桂材が主流